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TAIL

#館山、#行政、#地域おこし協力隊、#空きビル

館山市のワーケーション拠点の創出

千葉県館山市に新たな拠点が産まれようとしている。館山駅の東口から少し歩いた位置にある空きビルが12月にオープンするTAILだ。TAILはワーケーションを目的とした場づくりで、首都圏と館山のハブを目指している。今回はTAILの設計を手掛け、1、3階を自身で手掛けている太田さんにお話を伺った。



まず TAIL について教えてください!


TAILは、

Tateyama Area Incubation Lab

の頭文字を取って名付けました。首都圏と館山の2拠点間を結ぶワーケーションとして「館山エリアの孵化するための工房」を計画しています。訪れた人がエリアと出会い、人生が豊かになるきっかけになればと考えています。



館山市を選んだ理由は?

空き家の勉強会の空き家ストックという活動で漆原さんと出会い、漆原さんが運営を務めるミナトバラックスに移住したことが館山に来たキッカケ。そこから建築家として館山での活動を続けていた。




館山の中でもこの場所を選んだきっかけは?


この物件を見つけたのは漆原さんが2019年にオープンしたホテルtu-neがきっかけ。tu-neの真正面に空いてそうな物件があって使えないかと思っていた。調べると杉井段ボールの旧事務所が空きになって行政の方に協力してもらい、直談判でオーナーに交渉することができてお手頃な値段で建物付きの土地を購入できた。さらに館山市のまちの拠点として育っているtu-neとの連動性を確保することで、宿泊の場づくり及び宿泊者が仕事できる環境を作ることで2拠点の可能性を見出しています。


TAILの向かいにあるホテルtu-ne



ワーケーションとしての拠点を構想しているのは何故ですか?


コロナの影響もあり働き方が見直され、館山も可能性としてもともとあったけど、2拠点をつくるにしても仕事をできる環境が整っていないと観光の域を超えないためワーケーションの場作りが必要だと感じた。



建物について


1F部分にBar、2Fに常の別館としての宿泊スペース、3Fにコワーキングスペースを展開する予定。2Fの宿泊部門は教養のリビングスペースがありそこが道路側に面することで宿泊者の騒音対策にもなりさらにはtu-neが見えて、連動性を視覚的に確認できるようになっている。解体で出た廃材で質がいいものは積極的に使用することで歴史的なものも残しつつ初期投資を抑えた建物となっている。


1FのBarは自分の好きなお酒を提供できないかと思って勉強してここで酒造する予定。Barをやるにしても生産条件の規制が厳しくなかなか許可が降りない。当初はビールの酒造を構想していたけど今回は規制の関係で断念してしまった。今回は条件が比較的緩くや安価に始められるジンで実績を積んでからビール製造に移ろうと思っている。



これからのビジョンについて


館山を首都圏との2拠点生活のまちづくりとして育てている漆原さんの一つの建物からエリアにを徐々に広げまちを活性化していく未来像が今回伺えた。これから大田さんのように館山市に拠点作りをしていく人が増えてエリアでの活性化を期待したい。





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